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5月から始まっている北海道のATガイド養成事業

5月から始まっている北海道のATガイド養成事業、道の緊急事態宣言の影響もありスケジュールを再調整しながらですが、着実にガイド養成としてWAFAコースを実施し、世界基準のアウトドアガイド、登山ガイドが北海道知事認定事業により養成されています。

 このプロジェクトは北海道&北海道体験観光推進協議会が主催者として、公式事業のAT(Adoventure Travel)のガイド養成プログラムの一部としてWAFA導入されています。

先日は厚岸・日高を会場にしてハイブリッドコースが開催されました。

 WMAクラスでは、山岳を含むあらゆるアウトドア環境において、病気やケガで苦しむクライアントの体の状況を評価し、重症度を判断し、適切な処置をし、搬送や引継ぎを計画できる思考やテクニックのトレーニングを提供しています。

 現場は一つとして同じシチュエーションがないため、あらゆる場面でも使える「考え方の指針」を学び、それを繰り返すことで分析的に物事を考える「クリティカルシンキング」と呼ばれる思考法を磨きます。

 これは救助シーンだけでなく、ガイドとしての意思決定プロセス、日常でのビジネスにもとても役に立つ考え方として企業研修を行う方々にも注目されています。

 北海道ではまだまだガイド養成事業が続いていきますが、既に欧米ではスタンダードになっている、アウトドアガイドのボトムスキルとして、「フィールドに適した救急法の学習」が日本でもスタンダードになることを願っています。各地でこのような動きも見えつつありますが、より安全安心なフィールドサービスが今後も増えていくといいですよね♪

現在、WMAでは感染予防に留意しながら、オンラインと実技を組み合わせたハイブリッドコースを運用しています。

個人で参加できるコースも全国で開催中。