吉沢 充世(Atsuyo Yoshizawa)


 横浜生まれの横浜育ち。性格はいたって温厚。趣味は音楽とたき火と星。尊敬する人は平賀源内と父と祖父。あこがれる人(?)はスナフキン。

 

 5歳からクラシックピアノを習いはじめ、音楽が身近にありました。ピアノはやめてしまいましたが、歌の作詞作曲が趣味で、これまでに200曲くらいの歌を作ってきました。(7曲ほどYouTubeチャンネル「がめらのうたch」にアップしています♪) 

 

幼い頃から天文に興味を抱き、中・高の6年間、天文部に在籍した天文小僧でした。

 

 大学卒業後は教員の道に進み、6年間小学校教諭として公立小学校に勤務しました。忙しい中、大学時代に出会った野外活動の世界にも携わり続けたい、と“二足のわらじ”を履いていたのですが、学校教育の世界は、他の仕事と両立できるほど、甘いものではありませんでした。両立が難しい以上どちらかを選択するしかない、と決意を固めた私は、野外活動を選択し、小学校教員を退職しました。

 

 小学校教員を退職してからは、野外活動指導にまい進する日々。収入は1/4以下になりましたが、自分の好きな仕事に没頭できる環境は、幸せでした。幼稚園キャンプ、小学校の自然教室、教育委員会主催のこどもキャンプ、専門学校や大学のキャンプ実習など、野外活動の中でも「教育キャンプ」と言われるジャンルの指導に多くあたってきました。 

 

 「自然とひととの出会い」をテーマにし、ストイックに自然と対峙するというよりは、ひととしてより豊かに生きるために自然と向き合ってみましょう、というやわらかなコンセプトで活動を続けてきました。

 

 野外活動に携わっている以上、救急法は必須な項目として、都市型救急法の講習を定期的に受講していましたが、2011年に知人の紹介でWMAに出会いました。インストラクターのタク・サムから熱いパッションがビンビン伝わってくる衝撃的な講習会だったのを今でも覚えています。その後WAFA、WFRを受講し、いつしか「このカリキュラムを多くの人に広めたい」という欲求が胸の中に広がるようになりました。自然の中で思う存分活動するために、WMAのカリキュラムを理解することは、大きな後押しになると直感しました。

 

 「自然とひととの出会い」が私のテーマであることに変わりはありません。そして、私のバックボーンが「教育」であること。これも変わらないものです。これまで、教員として、そして野外活動指導者として、のべおよそ1万人の方たちに出会ってきました。そのひとつひとつの出会いが、今日の私を作り上げ導いてきてくれたものだと確信しています。

 

 WMAインストラクターになって7年目。最近つくづく感じることは、「WMAのコースは"講習"というより“授業”である」ということ。いかに受講生の皆さんの興味・関心を引きだし、いかに理解しやすい表現を生み出すか。よりよい“授業”を生み出すための手法や教材について、探求を続けています。

 

 今後も、WMAのインストラクターとして、出会いを大切にし、教育的な観点を常に持ち続けるインストラクターであり続けたいと考えています。

 

[2023/8/29]

 

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Atsuyo has been working with children to seniors as a professional experiential educator for over 3 decades. Through his class students learn how they can appreciate our mother nature and what they can learn from our outdoor experience. Along with his educational career and experience in the wilderness context he understands that the wilderness medicine is vital knowledge and skills to master for his students and himself. He also has an elementary school teacher background. It strives his instruction quality from educational perspective.