弁護士
日本キャンプ協会 安全対策委員会 委員
私は茨城県つくば市で生まれ育ち、そこで小学生の頃から参加をしていた冒険キャンプ(幼少年キャンプ研究会主催)にて、縦走登山(栗駒山等)や雪中泊などのアウトドア活動に親しみました。都市空間とは全く異なる厳しい環境下において、仲間と助け合いながら困難を乗り越えた先にある達成感や景色に感動を覚え、大自然の厳しさと美しさに強く惹かれました。
大学進学以降は、子供の冒険キャンプに加え企業やプロスポーツチームの野外研修のカウンセラーを経験し、ここでも、どのような教材にも勝る自然の価値を改めて感じました。
一方、大学では法律を学び弁護士を志していたため、自然が内包するリスクにどう向き合うべきかという観点から、リスクマネジメントの重要性について幾度も考える機会がありました。そのような経緯で、弁護士になって以降は、企業のリスクマネジメント(危機管理)を専門としています。
危険という理由で児童公園から遊具が取り除かれるような昨今の状況下で、アウトドア活動についても安全性を志向する潮流が生まれるのは必然ですが、安全性を追求した先にあるのは、喜びにも学びにも欠けた体験であろうと危惧しています。自然が持つリスクを排除するのではなく、適切な知識を身に着け適切な準備を行うことによって、リスクをコントロールすることが重要であり、WMAJの活動はそれをまさに体現したものだと考えています。
また、適切な準備を整えるためには、法的リスクの評価と検討も欠かせないものであり、法的責任(民事・刑事)に関する基礎的知見も重要です。また、契約等で法的リスクをカバーすることも、安心してフィールドに立つための重要な準備と考えています。
微力ながらではありますが、WMAJのアドバイザーとして、アウトドアを愛する全ての方の力になれるよう全力で取り組ませていただきます。よろしくお願いいたします。