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今年も残すところあと1時間ほどになりました

今年も残すところあと1時間ほどになりました。相変わらず世の中は新型コロナウイルスに振り回される1年間でしたが、みなさまの1年間はいかがでしたでしょうか。

 WMAJは、昨年新たに開発したオンラインと実技を組み合わせた「ハイブリッドコース」の好調な運用と共に躍進の年となりました。資格コース46回開催、450名の有資格者が新たに誕生。カスタムワークショップも入れると700~800名前後にWMAカリキュラムを届けることができました。

 WMA Japan発足から10年目にあたり、「WMAJアンバサダー」制度の発足、OutdoorCPR+AEDという新たな資格コースを世界に先駆けてスタートさせました。

 北海道や長野県、東京都など自治体が主催するのガイド養成、研修事業へWMAカリキュラムが採用されました。自治体とのコラボレーションは来年以降も拡大していきそうで、アウトドアガイドにもはや必須のスキルとして国内でも定着し始めた気配を感じています。

 野外災害救急法はアウトドア分野だけではなく、第一次産業従事者の安全スキル向上にも貢献しています。今年は特に林業分野への研修依頼が多くありました。林業の現場はそのほとんどが救助に時間を要する「ウィルダネス状況下」と言えます。日本の産業を支える方々の安全管理に寄与できることもWMAJとしては誇るべき活動の一つでした。

 もうすぐ始まる2022年。まだまだ混沌とした世の中は続きそうですが、自然はいつでもそこにあり、人が自然に入ればいつでも事故のリスクは存在します。私たちが住んでいる場所はどこでも自然の一部で、暮らしているだけでも常に災害に遭うリスクを抱えています。

 WMAJはインストラクター・医療アドバイザー・アンバサダーと共に来年も「必要な人に、必要な情報」をお届けできるようにしていきたいと願っています。

 今年も受講いただいた全ての受講生のみなさま、WMAJを招致していただいた全ての開催者のみなさまに感謝しつつ、良いお年をお迎えください。