田中 香緒莉(Kaori Tanaka)


WMA野外災害救急員-WAFAアドバンスレベル

 

公務員(森林・自然環境区分技官) 

 学生時代から森や山の自然に興味があり、大学では森林生態学を専攻し、現在は、登山やトレイルランニング等の趣味を楽しみつつ、仕事は、国土の約7割を占める森林・林業政策の企画・立案、森林の保護・管理に従事しています。

 

 森林現場の最前線で働いていた時は、担当する約1万5千ヘクタールの森林に毎日のように足を運び、冬にはスノーモービルとスキーで山に入り、異常がないかの巡視、伐採や造林等の林業現場の監督・検査、森林の知識や魅力等を普及・啓発するイベントの開催など、様々な業務を行ってきました。とてもやりがいのある仕事ですが、山の中での活動には高いリスクが伴うため、常に緊張感をもち、もしもの時に対応できる知識や技術を身につけておくことの重要性を強く感じたことから、WMAの野外災害救急法を受講させていただきました。

 

 幸い、趣味や仕事において、WMAのウィルダネス状況下での医療プロトコルを発動させたことはありませんが、この野外災害救急法を知っていることで得られる安心感は非常に大きいものがあります。この思いを伝えることで、多くの人が安心して自然と親しむことができるよう、WMAJアンバサダーとして微力ながら活動していきたいと思います。