丸石 成吾(seigo maruishi)


WMA野外災害救急員-WAFAアドバンスレベル

 

ILLAPA TOURS オペレーション担当

 

 広島県の田舎のクリスチャンの家庭に生まれ、2007年、27歳の時にボランティアをきっかけに南米のペルーへやってきました。

 それ以降、スペインのコロニアル建築とインカの石組みが残る美しい街クスコに住んでいます。数時間移動するとあのマチュピチュの遺跡がそびえ、クスコの街の一歩郊外に出るだけでもアンデスの大自然が広がるこの場所で2008年から観光業に携わってきました。

最初は地元の現地旅行社に雇われ、慣れないスペイン語と戦いながらオフィスで数年働いた後、ペルー人の妻との結婚を機にオフィス勤務を離れて通訳ガイド業務へ移り色々なオフィシャルガイドと働きながら経験を積んできました。

 2018年に地元の専門学校観光ガイド課の約4年の課程を修了し晴れてペルー・オフィシャルガイドの資格を取得したのをきっかけに、それまで長年勤めたクスコの旅行社を退社して、フリーランスガイドとして働きつつ、義理の父の旅行社で唯一のスタッフとして日本人の観光客のプライベートツアーを作成・アテンドをしながら現在に至っています。

 

 WMAとの出会いは2019年2月でした。

 フリーランスガイドとしてマチュピチュにあるワイナピチュという山をガイド中、その時アテンドしていたある日本人グループのお客さんの一人の落下事故に遭遇しました。パニックになりどうしていいか分からずに狼狽えていた私とは裏腹に、WAFAの有資格者だった添乗員さんの迅速で適切な傷病者への処置を目の前にして、「ガイド」の肩書きを持ちながらも何もできなかった自分を恥ずかしく思ったことが強烈な記憶として今でも残っています。そのグループと別れる際に添乗員さんからWMAのフィールドガイドをプレゼントされて初めてWMAの存在を知り、「ガイド」としてアテンドするお客さんの安全を守る事と、不慮の事故が起きた場合の対処法を知っておく必要性を痛感し、翌年の2020年に日本に一時帰国してWAFAの資格を取得しました。

 

 WAFA受講後も、数多くの種類のトレックのツアーを始めとしたウィルダネス状況下でのツアーが数多く存在するペルーで、観光ガイド対象のWMAの講習をペルーで開けないものか、どうやったらいいものか考えていたとろへWMAアンバサダー募集の知らせを聞き、迷わず応募しました。

今回はペルー在住のWMAジャパンのアンバサダーとして、ウィルダネス状況下での海外のツアーを催行する日本の旅行社へWMAの存在のPRや,ガイドを対象にWMAの講習をペルーで行ったり、ゆくゆくはWMAペルー設立を目指しながらペルー国内でのPR活動も行っていきたいと思っています。

 右も左も分かりませんが、アンバサダーとして色んなことを学びつつ熱く任務を果たしたいと思っています。よろしくお願いいたします。