WMAIカリキュラムディレクターは、WMA野外災害救急法における全てのカリキュラムの総責任者です。Dr.David Johnson(通称DJ)は、北米の野外救急医療学会(Wilderness Medical Sociaety:WMS)の情報だけでなく、常に世界の論文やエビデンス、ケーススタディを研究・検証し、WMAカリキュラムを最新の状態にアップデートし続けてきました。
DJは毎年世界各地を回りながらWALS医師コースを指導し、世界の医師たちと意見交換をすることにも情熱的であり、日本もその1つです。
長くWMAIの総代表及びカリキュラムディレクターとしてWilderness Medicineを牽引してきたDJですが、2022年5月17日をもって全ての役職を引退しました。後任のカリキュラムディレクターとして、Dr. Will Smithが就任しました。また、WMAI総代表にAbby Roweが就任し、更なる普及推進にむけてバトンが次の時代に渡され、新たな船出となりました。
―野外災害救急法とは、『考えることそのもの』です。その考え方の”物差し”を学びませんか?
Dr.David Johnson
WMAIの公認インストラクターです。
WMAIインストラクターには、志願者の前提条件として
①医療従事者または豊富な現場救護経験
②ガイドレベルのアウトドアスキルやアウトドア経験
③教育者としての経験 が求められています。
加えて1年間の専門的なトレーニングを積んだのち、7日間のWALS医師レベルコースの受講を含むインストラクタートレーニングコースを修了し、WMAIカリキュラムディレクターから直接審査・認定を受けたプロフェッショナルメンバーです。
世界31か国では現在約200名の公認インストラクターが所属しており、WMAJでは8名のアクティブメンバーが所属しています。(WMAIインストラクターリストはコチラ)
さらにWMAJインストラクターは、国内の医師や看護師の「WMAJ医療アドバイザー」によりクオリティコントロールされており、常に最新かつ正確な情報を受講者に届けられるよう日々研鑽を積んでいます。
WMAJ医療アドバイザーは、北米で開発されたWMAカリキュラムの日本国内における妥当性の検証、インストラクターのクオリティコントロール、有資格者へのフォローアップや情報提供・取集などに従事しています。国内では、WMAI Presidentおよびmedical directorより委嘱されたこの分野に精通する4名の医師や看護師が就任しています。
WMAI公認インストラクターを目指して、書類選考と実技試験を経てインストラクター研修生として活動しているメンバーです。
元々各自が持っている豊富な知識や経験、バックグラウンドにWMAカリキュラムや教育手法を載せて、「分かりやすく、受講者にとって必要な情報を届ける」ためのトレーニングをしています。
1~2年間かけてOJTを実践し、その後WALSコースとインストラクタートレーニングコースを経て、WMAI公認のインストラクター登録へ向かっていきます。詳しくはコチラ
2022年7月現在