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9/13-9/26 WFAベーシック・ハイブリッドコース開催。

9/13-9/26 オンラインシステムと静岡県御殿場市の野外活動施設を使用したハイブリッドコース、WFAベーシック・ハイブリッドコースが開催されました。

 今回の参加者は、特別支援学校教員、トレイルランナー、アウトドアガイド、スキーパトロール、ボーイスカウトリーダー…とアウトドアを中心に関西圏や信州そして関東圏と多方面から集まった11名のみなさんでした。

 ハイブリッドコースとは、12日間をかけてまずは個人でオンライン自己学習を進めていただき、Zoomでは受講生が一堂に会してライブセッション形式で知識のまとめを行います。そして仕上げの実技セッション(1日)で構成されています。

 オンライン自己学習は実技セッション終了後も数日間は見返せるように設定しているため、今回も半数以上の方が復習のためにログインされており、気になるところだけ見返して学びを定着しやすいというメリットがあり好評です!

 さて今回のキーワードは「リスクマネジメント」。オンライン自己学習での事前質問からも「海外で問題となっている事例や頭に入れておくべき判例があれば知りたい」「アナフィラキシーと評価した際に第三者のエピペンしかない状況下ではどう対応すればいいか」という質問をいただき、ライブセッションでは事前準備の重要さについてディスカッションを行いました。

 救急法というと「何かあった時の応急処置の講習」という風に捉えられがちなのですが、WMAJ野外・災害救急法の特徴は、「応急処置」だけでなく、「リスクマネジメント」「傷病と状況の評価及びアセスメント力」といった考える力をも培うことが出来るところにあります。

 ウィルダネス状況下では、傷病者の救護時間(一緒にいる時間)が長いために、傷病に対する応急処置を行った後も救助隊/救急隊へ繋げるまで、傷病を悪化させない/次に起こりうる事態を予測した行動が求められます。オンライン自己学習とライブセッションで身に着けた知識を活用し、実技セッションで繰り返しトレーニングすることによって、現場で自ら考え行動できる力「クリティカル・シンキング」を養うことができます。

 オンライン自己学習の時点から常に現場を想定して高い問題意識を持たれて受講に臨まれた今回の受講生のみなさん、もちろん全員合格でした!きっと日々のお仕事や活動の中でも今回の学びを活かしていただけることでしょう!