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屋久島でWAFAハイブリッドコース

2/19-3/4までハイブリッドコースを用いてWAFAアドバンスコースが開催されました。会場は世界遺産、屋久島。縄文杉で有名な屋久島ですが、海・川・沢・山などオールラウンドにアウトドアが楽しめる島でたくさんのガイドさんがいらっしゃいます。

 今回はガイドさんや地区を管理する環境省の職員さんなど11名が参加してトレーニングが行われました。日ごろ厳しいフィールドで顧客の安全管理をおこなっているフィールドワーカーばかりだったので内容もとても高度で、傷病者の発生状況、体勢も複雑なシチュエーションにたくさん挑みました。参加者には普段のガイド装備を持参していただいたことで、救護シミュレーションもよりリアルに近づく雰囲気ができました。

 オンライン自己学習で知識をおさえおさえたつもりでも、実技でやってみるとやっぱり違う…やってみたいと分からないことがある…。参加者からの感想です。まさにその通りだと思います。

 WMAの学習システムは、学んだ知識を体に染み込ませるために反復して様々なケースを想定した実技を行っていきます。中にはうまくいかなかった…と思う場面もあるわけですが、そこには「学び」があり、いざ本番の救護シーンに立ち会ったときにその経験がパニックを抑えより良い活動に繋がるわけです。

 今回は島内のメンバーで実施されました。同じシチュエーション設定を共有できる仲間たちでトレーニングすることで、傷病者の救護だけではなく、「今後どうするか」を実際のフィールドに沿わせながら考えることもでき、アウトドア関係者で共通認識をもつメンバーが増えることはとても価値があります。

 屋久島もAT(Adventure Tourism)の流れがきており、AT対応ガイドにはWAFAが求められることから、先進的に受講されるガイドさんの姿も見受けられました。

 WMAJでは、こうした地域ごとの開催、スタッフトレーニング、一般公募を開催していただける「招致開催コース(講師派遣)」も、国際資格発行コースや短時間の研修会まで幅広く随時受付しています。個人での参加はHPから予定されているコーススケジュールをご覧ください。

 無事に全員合格です!おめでとうございます。

※今回は屋久島ガイド連盟の招致開催にて実施されました。